[エピソード]
#12
人と精霊の間で
ラヴィスエルの思惑と、自分が手駒にされていた事実を知ったガディエルは、父のもとへ向かう。険しい表情のガディエルに対し、社会を知った顔を評価するラヴィスエル。怒りを抑えきれないガディエルだったが、ヴァンクライフト家を敵に回した代償に、王家の人間として向き合う覚悟を固める。一方エレンは、ラフィリアを誘拐した者たちの処遇を決めていた。王家へ報復する為、非情な選択を行う――。
#11
ラヴィスエルの思惑
ラフィリアは無事に助け出された。目を覚ましたラフィリアは、エレンに対して「あんたのせいよ!」と一方的に責め立てる。たしなめるサウヴェルに対し、彼女は、父や皆がエレンばかり気にして、自分を見てくれない気持ちを吐露する。娘の反抗的な態度の理由にやっと気づいたサウヴェルは、ロヴェルに少しだけ理解できたと感覚を共有する。次の日、エレン達はガディエル一行に対して、事件の真相と、ラヴィスエルの思惑を伝え――。
#10
誘拐事件
ラフィリアが突然いなくなった。その原因が「ヴァンクライフト家のお嬢様と薬の確保」だったと知ったエレンは、自分と間違えて攫われたのだと自責の念に駆られる。そして、ガディエルの関与を示唆する手紙が見つかり、ヴァンの力を借りて怪しい人物達を探し出すと、そこにいたのはガディエル一行だった。サウヴェルは激昂して怒鳴り込むが、娘の姿はなく、見覚えのない手紙にガディエルは困惑する。――ラフィリアは一体どこへ。
#9
治療のお姫様
巷では風邪の流行とともに、よく効く薬と「治療のお姫様」の噂が広がっていた。この件にヴァンクライフト家が関係していると知ったラヴィスエルは、探りを入れる事にする。“治療のお姫様”――もといエレンは、ロヴェルたちと、薬の供給不足、治療を求めて領地外から来る人々、これらに伴う治安悪化について話し合っていた。エレンを求める人が急増した事で、身に危険が及ぶと判断したロヴェルたちは、護衛を付ける事を決める。
#8
ラフィリアの憂鬱
転生前の知識を生かして、なんとか薬を完成させたエレン。しかし、その疲労から熱を出して倒れてしまう。エレンが無理をするのを止められなかったロヴェルは落ち込み、見守っていたオリジンは、誉めつつ、力の制御について練習するように促す。そして、薬が届けられた鉱山は、活気を取り戻していく。その頃ラフィリアは、貴族となった事で淑女になる教育を受けていた。しかし、思い描いていた家族での生活とは違っていて――。
#7
鉱山の呪い
王城での出来事からかなりの月日が流れた。以来、ガディエルは足しげくエレンを訪ねたが、一度も面会を果たせずにいた。ヴァンクライフトの屋敷の中で「いつになったら会えるのだろうか」と想うガディエル。そこへ偶然ラフィリアが現れ、不躾とも取れる物言いで贈り物をねだってしまう――。一方、エレンは領地内の鉱山へ挨拶に赴くため、おめかしをして出かけていく。見送ったヴァンは、寂しさから過去を思い返していた。
#6
精霊祭の意義
ついに、王家へ赴く日がやってきてしまった。腰が重いロヴェルとは対照的に、エレンはどこか好戦的な様子を見せる。王城でラヴィスエルは、父である前国王は、娘アギエルの件で責任を取って退位し、二度と城には戻らないだろうと二人に告げる。その言葉に、エレンは「妹の悪行を利用して父親を王座から引きずりおろすなんて、やはり腹黒い」と強い警戒心を抱く。そして彼女は、本題である結婚式での断罪について切り出す――。
#5
王家と精霊の確執
叔父サウヴェルとアリアの結婚式の最中、「女神ヴァールの断罪」が発動してしまった! エレンの機転で何とか場の雰囲気を持ち直すことはできたものの、腹黒さんことラヴィスエルは、この機を見逃さなかった。エレンの帰宅を知り安堵するロヴェルたちのもとへ、「黙っていてほしければ娘を差し出せ」と、暗に要求を突きつける。突っぱねることもできない状況に、ロヴェルは怒りをあらわにし、新婦アリアを厳しく問いただす――。
#4
女神ヴァールの断罪
エレンに「おじさまと仲直りするまで、とーさまとお話しません!」と言われてしまったロヴェルは、話をするためアルベルトを呼び出していた。家のことを思っての行動とは理解しつつも、娘を危険に晒されたことへの怒りは抑えきれない様子。対して、アルベルトは深く頭を下げ、ラヴィスエル殿下とはすでに関係を断ったと報告する――。
一方、再婚を勧められたサウヴェルは、相手アリアと娘のラフィリアを家に招こうとしていた。
#3
国王ラヴィスエル
ロヴェルは、家族の情報が王家に流されたせいで、エレンが目を付けられた事に憤りを見せていた。しかし、開き直って妻と娘を堂々と紹介する事にする。エレンは祖母であるイザベラに会う事になり緊張するが、オリジンは「気まずくなれば二度と会わなければいい」とさっぱりした様子。まさに“かーさまらしい”様子に少し緊張がほぐれたエレンだったが……実際に会ってみると、ヴァンクライフト家の人々は大歓迎ムードで!?
#2
ヴァンクライフト家の問題
10年ぶりに再会したロヴェルと弟サウヴェル。当主となっていたサウヴェルは、妻アギエルの身勝手な行動に振り回されながらも、ヴァンクライフト家の為に身を尽くしていた。
サウヴェルを助ける為、アギエルの嘘を追求しようと動き出すロヴェルに、テンバール王国の王太子・ラヴィスエルはある条件を提示する。様子を見届けるエレンにはラヴィスエルは「腹黒」に見えて!?
そして、二人の離婚調停が開廷するーー。
#1
英雄の帰還
精霊界で暮らす8歳の少女・エレンは転生者。物質を化合させたり、構造配列を好きに変えられるというチートスキルを持つ。
そして、父・ロヴェルは国を救った伝説の英雄、母・オリジンは元始の母にして精霊の女王!
一家は平穏に暮らしていたが、ロヴェルとエレンが修行のために訪れた人間界では、ロヴェルの元婚約者のアギエルが横暴を繰り返していた。
ロヴェルは、元護衛のアルベルトから話を聞き、実家に帰る事を決める。
[イントロダクション]
現代日本から転生した、
精霊の少女エレン。
精霊界で暮らす8歳の少女・エレンは、元々現代日本で科学者をしていた転生者。
物質を化合させたり、構造配列を好きに変えられるというチートスキルを持つ。
そして、父・ロヴェルは国を救った伝説の英雄、
母・オリジンは元始の母にして精霊の女王!
一家は、精霊界で穏やかな日々を過ごしていたが、
ロヴェルとエレンが修行のために人間界を訪れた事をきっかけに、
王家の陰謀に巻き込まれてゆく――
精霊の力を手中に収めようとするラヴィスエル王子の策略に、
エレンは前世の知識と圧倒的チートで対抗する!
「腹黒さんの宣戦布告ですね。
受けて立ちましょう!」
最強才女の痛快舌戦ファンタジー!

